【朝日杯FS・生情報】栗東組・有力馬3頭の直前気配リポート ムードが最高潮に達している陣営はどこだ!?
[GⅠ朝日杯フューチュリティステークス=2024年12月15日(日曜)2歳、京都競馬場・芝外1600メートル] 2歳マイル王決定戦を目前に控えた14日、栗東トレセンでは有力視される関西馬が最後の調整を行った。
<ミュージアムマイル>
ミュージアムマイル(牡・高柳大)は坂路で4ハロン70・7秒のキャンター調整。高柳大調教師は「変わりなくいい感じです」と好調キープを伝える。2ハロン短縮の舞台設定に「京都自体は経験していますし、外回りで馬場も荒れていますからね。おそらく力とスタミナが必要になるので、そういう意味ではいいんじゃないでしょうか」と問題なしのジャッジ。 初戦で大きく遅れたゲートについては「徐々に良くなっていますからね。あとは近くの枠の馬の状況ですかね」としたうえで、「前走の走りで鞍上(C・デムーロ)は自信を持ってくれているようですから。われわれとしても能力は高いと思いますので」と愛馬に信頼を寄せた。
<パンジャタワー>
ダートのBコースを経由して坂路で4ハロン69・6秒のキャンター調整を終えたパンジャタワー(牡・橋口)。騎乗した五十嵐助手は「変わりないですね。いい感じです」と手応えを伝えた。 「ゆったり走らせることをテーマにここまでやってきましたし、調教は折り合いと、手前をスムーズに替えられるかの確認作業。普段はヤンチャですけど、走り出せば古馬みたいにどっしりしていますし、すごくいい感じでここまでこれました」と気配の良さをアピールし、「1週前に騎乗したジョッキー(松山)は〝言うことない。追ったらはじけそう〟と言っていました。手応えを持って乗ってくれると思います」。ムードは最高潮のようだ。
〈アルテヴェローチェ〉
無傷の3連勝を狙うアルテヴェローチェ(牡・須貝)は角馬場で前日調整を終えた。 「十分できあがっているし、もうやる必要もないからね」と北村助手。この日の栗東で、早朝から降った雨に触れて「この雨が京都でも降ってくれたら、むしろいいんじゃないかな。ウチのはいい馬場でも重い馬場でも全く関係ないから」とオールマイティーぶりを強調した。 「枠(4枠8番)もいいところを引けたし、言うことはないでしょう。ここでいい走りを見せて、来年に備えたいね」と早くも先を見据えていた。
東スポ競馬編集部