[深層NEWS]アサド氏受け入れたロシアは「裁判にかけられると格好悪かったのでは」
笹川平和財団の小原凡司・上席フェローと東大先端科学技術研究センターの小泉悠・准教授が17日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、シリアの政権崩壊が与えるロシアへの影響を議論した。
シリア大統領府が発表したアサド前大統領のものとする声明によると、ロシアへの脱出は露側が手配したとされる。小泉氏は露側の思惑に関し、「アサド氏が捕らえられて裁判にかけられるのは格好が悪く、メンツを保ちたかったのでは」と述べた。ロシアがシリアの空海両軍基地を失う可能性について、小原氏は「いったんは退くかもしれないが、権利を手放すつもりはないだろう」と推測した。