【中京記念】データのイチオシは「美浦所属」エピファニー 10年で6勝の「5歳馬」も強調材料
条件そろったエピファニー
中京記念のデータをまとめてみよう。 【好走データ】 A「美浦所属」 B「5歳」 C「前走がオープン(ダート含む)もしくはGⅠ」 【勝率ダウン】 D「牝馬」 E「前走がGⅢ」 【勝ち馬なし】 F「7歳以上」 【連対馬なし】 G「前走3着」 H「前走5~8番人気」 I「前走馬体重440~460kg」 今回、3つのプラスデータをすべて満たすのはエピファニー。大阪杯組はこれまで出走例はないが、前走GⅠ組は総じて好走率が高く、加えて小倉開催だった2021年は前走2000m組が1、3着と結果を出している。データ的に割引材料もなく、これが本命で問題ないだろう。 続いてプラスデータが2つ、マイナスデータを持たないのは、アスクワイルドモア(BC)とロングラン(AC)の2頭。プラスデータ内で最も勝率が高いのはB「5歳」。よって5歳のアスクワイルドモアを上に取る。 アスクワイルドモアは前走がダートのオープンで14番人気16着。さすがに負け過ぎだろうと思ったが、2020年に中京記念を制したメイケイダイハードは、前走の欅S(ダート1400m)で10番人気11着。大敗からの巻き返しは可能とみる。また、小倉で行われた中京記念2回では、2着馬の前走成績が12、18着。ここでも大敗からの巻き返しが可能というデータが出ている。 ちなみに、大敗から巻き返した2例は、上記で少し触れたようにいずれも安田記念組(カテドラル)だった。したがって、前走で安田記念着外だったエルトンバローズ、カテドラルが押さえ。マイナスデータを持たないエルトンバローズを4番手、年齢のマイナスデータに引っかかっているカテドラルを5番手とする。 ◎エピファニー ◯アスクワイルドモア ▲ロングラン △エルトンバローズ ×カテドラル 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 退院してから数か月。ようやく食事も減塩から普通の食事に戻りました。ただ、以前より仕事で運動量や歩数が増えた影響か、体重が戻ってきません。悪いことではないのでしょうが、体力が戻ってこないのが…。年齢かなあ。
門田光生