富裕層って日本のどこにいるの?都道府県別にみると東京都がずば抜けていた
富裕層の特徴(1)資産の置き場所を考える
富裕層は自分の資産を目的に応じた場所に配置し、適切な分散を行っています。 最近では徐々に預金金利も上昇してきているものの、「預金利息だけで資産を増やせる」という水準ではありません。 資産を効率よく増やしていくためには、株式や投資信託などでの運用や万が一の際の備えなど、自分の資産を目的に応じて上手に振り分けることが大切です。
富裕層の特徴(2)家計を正しく把握する
富裕層と聞くと、「豪快にお金を使っている」というイメージがあるかもしれませんが、実は富裕層ほど家計のチェックを厳しく行っています。 適切な貯蓄に取り組むためには、「毎月どれくらいのお金が入って、どれくらいのお金が出ていくのか」ということをきちんと把握しておかなくてはなりません。 まずは、自分の家計の見直しを行い、「無駄な出費はないか」、「毎月どれくらいの金額を貯蓄に回せるか」ということをチェックしてみましょう。
富裕層の特徴(3)税金対策に関心を持っている
日本の所得税は、所得が大きいほど税率が高くなる「累進課税」の制度が採用されています。 そのため、富裕層は税金の負担を抑える対策に高い関心を抱き、普段から積極的に税制に関する情報収集を行っています。 会社員の場合は税金が源泉徴収されるため、「どれくらいの税金を納めているのか」ということがピンとこないかもしれません。 しかし、税金対策に取り組むことで手取り額が増え、その分家計にも余裕が生まれる期待があります。 たとえば、iDeCoや生命保険料控除などは誰でも取り組みやすい制度ですので、税金対策の一環として取り入れてみるのもよいでしょう。
貯蓄への取り組み方を見直してみよう
適切に貯蓄に取り組み、資産を増やしていくためには、まず自分の家計の収支を正しく把握することが重要なステップです。 最近では金融機関口座と連携できる家計簿アプリなどもありますので、そうしたサービスを活用してみるのもよいでしょう。
参考資料
・総務省統計局「2019年全国家計構造調査」 ・日本銀行「2024年7月金融政策決定会合での決定内容1:金融市場調節方針の変更」 ・総務省「2019年全国家計構造調査 所得に関する結果及び家計資産・負債に関する結果 結果の要約」
椿 慧理