高校生ドラフト期待度ランキング10位-1位 ドラ1有力の“超高校級の逸材”の中から1位に輝いたのは…?
8位 高橋 幸佑投手(北照) 178センチ80キロ 左投げ左打ち 直球の威力:A 投球フォーム:B 制球力:A 変化球:A 将来性:A 指名順位:上位 将来像:橋本侑樹(中日) 南北海道大会では自責点1の快投。横振りの投球フォームから投げ込む140キロ中盤の速球、鋭く曲がるスライダーのコンビネーションで次々と三振を奪った。どの試合でも爆発力のある投球を見せており、中継ぎで大車輪の活躍を見せるタイプかもしれない。投げ方、投球スタイルを見ると中日の中継ぎで活躍する橋本 侑樹投手を彷彿とさせる。プロの世界でも強く腕を振ってアピールしたい。 7位 狩生 聖真投手(佐伯鶴城) 186センチ72キロ 右投げ右打ち 直球の威力:A 投球フォーム:A 制球力:A 変化球:A 将来性:S 指名順位:上位 将来像:森下暢仁(広島) 春先から九州NO.1右腕の評価を受けていた本格派右腕で、夏でも好投を見せた。リリーフでは150キロを計測するなど、出力の高さを示した。どの試合でも145キロ前後の速球を両サイドに、カーブ、フォークなども器用に投げ分け、しっかりとゲームメイクできる。同タイプには今朝丸 裕喜投手(報徳学園)がいるが、それほど差はない。あまり乱れる様子はなく、ローテーション候補として育てたい逸材だ。
センバツで豪打をみせた世代NO.1左打者は6位にランクイン
6位 モイセエフ・ニキータ外野手(豊川) 181センチ85キロ 左投げ左打ち 長打力:S 巧打力:A 守備力:B 走力:B 将来性:A 指名順位:上位 将来像:栗原陵矢(ソフトバンク) 今年の左打者ではNO.1の逸材だ。各球団のスカウトはドラフト候補の練習も視察するのだが、モイセエフは両翼100メートル、中堅123メートルの豊川グラウンドで両方向にホームランを放ち、バックスクリーン弾も放った。木製バットでこれほどの打球が打てるのは、石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)ぐらい。石塚はライナー性の打球が多いが、モイセエフの場合、放物線を描く打球が多い。スカウトが石塚の凄さを表現する時、「大学生が混じっている」と語る。モイセエフも同様の表現ができる。夏の愛知大会では、7打数3安打。3試合で5四死球と選球眼も高い。勝負を避けられても、打ち急ぐことはなかった。凡打の1つを取ってみても、鋭い打球を打っていることが多かった。走塁も守備に対する意識も高い。 5位 村上 泰斗投手(神戸弘陵) 180センチ73キロ 右投げ右打ち 直球の威力:S 投球フォーム:S 制球力:A 変化球:A 将来性:S 指名順位:上位 将来像:伊藤大海(日本ハム) 兵庫大会3回戦敗退と早すぎる夏の終わりだったが、2試合で11回を投げて、16奪三振、自責点0と申し分ないアピールを見せた。高回転の140キロ後半のストレートの威力はどの投手と比較しても優れたものがあり、変化球もしっかりと投げ分けができる。投球フォームもしっかりしているので、プロの世界では決め球となる変化球を習得できる可能性を秘めている。先発ローテーション候補としておすすめの逸材だ。