高校生ドラフト期待度ランキング10位-1位 ドラ1有力の“超高校級の逸材”の中から1位に輝いたのは…?
4位 柴田 獅子投手(福岡大大濠) 183センチ80キロ 右投げ左打ち 長打力:A 巧打力:A 守備力:B 走力:B 直球の威力:A 変化球:A 投球フォーム:A 将来性:S 指名順位:外れ1位 将来像:大谷翔平(ドジャース) 春季大会以降、九州地区の担当スカウトが高評価していた逸材だったが、夏は150キロ台の速球、本塁打連発とワクワクさせる二刀流パフォーマンスを見せた。ピッチングについてはボールが走っていない日もあり、未完成で終わった感じは強いが、プロの舞台ではその才能を開花させてほしい。現時点では投手として評価しているが、二刀流としても活躍できる素地はある。
高校生BIG3が登場!
3位 今朝丸 裕喜投手(報徳学園) 188センチ80キロ 右投げ右打ち 直球の威力:S 投球フォーム:S 制球力:S 変化球:A 将来性:S 指名順位:外れ1位(外れでも競合あり) 将来像:山﨑伊織(巨人) センバツ準優勝右腕は夏の後に行われたU-18大会でもさらに進化。平均球速140キロ中盤の速球を投げられ、ストライク先行もできる。130キロ後半のフォークの精度も高く、ここ一番で球速がアップし変化球の精度も上がる。このメンタルの良さも魅力だ。緩急も使えて、投球の奥行きもあり、将来のエース候補としてぜひ獲得すべき逸材だ。 2位 石塚 裕惺内野手(花咲徳栄) 181センチ82キロ 右投げ右打ち 長打力:A 巧打力:S 守備力:B 走力:A 将来性:S 指名順位:外れ1位(外れでも競合あり) 将来像:鈴木誠也(カブス) 世代NO.1の強打者は夏の埼玉大会・甲子園で合わせて13安打を記録した。U-18代表では17打数5安打だったが、150キロ台の速球を投げる投手からも長打を打ち、対応力は高校生でも別格であることを示した。走塁意識も高く、1つ1つのプレーへの集中力が高い。1年目から二軍で別格の成績を残しそうな予感がする。将来的には毎年3割前後、10本塁打以上を打てるクラッチヒッターになるだろう。 1位 藤田 琉生投手(東海大相模) 198センチ96キロ 左投げ左打ち 直球の威力:S 投球フォーム:A 制球力:A 変化球:S 将来性:S 指名順位:外れ1位(外れでも競合あり) 将来像:クレイトン・カーショウ(ドジャース) 今年の高校生BIG3は、今朝丸、石塚、そしてこの藤田の3人だが、2人をしのいで1位にした理由は、将来的にメジャーでも活躍できる可能性を持った投手だと感じたからだ。198センチの長身投手でありながら、変化球の精度が高く、相手チームによって配球パターンを切り替えられるクレバーさを併せ持つ。また、自らアップの方法を変えながら調子を高められるなど意識も高い。夏は爆発的な威力を持ったストレートを投げるまでになった。東海大相模の先輩・小笠原 慎之介投手(中日)がこのオフ、ポスティングシステムでメジャー挑戦すると言われるが、藤田もメジャーを目指せる素質を持った投手だと思う。 比較的まとまりがあった小笠原と比べるとデビューは遅めかもしれないが、ポテンシャル自体は圧倒的に上回っている。順調にいけば、高卒3年目ぐらいから一軍ローテーションで活躍できる投手になると思う。140キロ台を投げ込んでいた2年秋から右肩上がりの成長を見せてきた。プロでもその成長を続けてほしい。