富大が3社に感謝状 施設命名権取得 交流、発表の場に
富大施設の命名権(ネーミングライツ)を4月に取得した富山県内の企業3社に6日、大学側から感謝状が贈られた。3社は学生の交流や発表の場として施設の活用を計画しており、自社のPRとともに大学や地域の活性化を目指す。 命名権を取得したのは産業機械メーカーのスギノマシン(滑川市)、化学品商社の金森産業(高岡市)、ソフトウエア開発のiソフト(富山市)。齋藤滋学長が代表者に感謝状を贈り、契約金について「学生のために還元したい」と述べた。 施設はいずれも五福キャンパスにあり、学生会館ラウンジは「スギノマシンラウンジ」、学生会館ホールは「金森産業ホール」、中央図書館アクティブ・ラーニングゾーンは「isoft #NO LIMITS(アイソフト・ノーリミッツ)ゾーン」となった。 スギノマシンラウンジは企業カラーのグリーンを使い、壁に同社の技術を紹介する写真やロゴを飾った。杉野岳副社長は「学生や地域の人が自由に発信するオープンな場にし、さまざまなものをつなぐ結節点にしたい」と語った。 契約金の最低金額はラウンジが年150万円、ホールが同100万円、アクティブ・ラーニングゾーンが同80万円。契約期間は2029年3月末までとなる。