日本空港ビルデング、羽田空港公式アプリ「HANEDA Navigator」をWOVN.appで多言語化
日本空港ビルデングは、羽田空港公式アプリ「HANEDA Navigator」にアプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」を導入した。アプリの多言語対応を進め、羽田空港の利用者に母国語で情報発信できる環境の構築を目指す。Wovn Technologiesが12月24日に発表した。 まずは英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)に対応させ、空港のさまざまなサービスや情報をアプリに集約し、デジタルプラットフォームとしてマーケティングの強化を図っていく予定だ。 WOVN.appは現在45言語(79の地域言語)に対応しており、10言語対応を目指している日本空港ビルデングにとって、今後の言語追加が容易になるという利点がある。 また、Wovn Technologiesのウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」は、羽田空港の公式ウェブサイトや免税品予約サイトで利用されており、インバウンド向けの1万8000以上のサイトでの豊富な導入実績があることも、今回の採用の決め手となった。 未翻訳箇所を自動検知・自動翻訳する技術により、動的コンテンツを迅速に多言語化できる点や、元の言語でのコンテンツ更新を自動で検知し、機械翻訳する機能が高く評価されている。これらの機能により、運用負荷が軽減され、漏れのない多言語対応の自動化が可能になる。 また、アプリ画面とWebViewを同時に多言語化できることや、プッシュ通知の翻訳が可能な点も評価されている。これにより、アプリ、WebView、プッシュ通知の翻訳を一元管理することが可能になる。 2023年以降、コロナ禍で減少していたインバウンドが大幅に回復している。羽田空港では、2024年4月から9月までの累計で外国人の出国者数が全体の57%を超え、空港内での消費額増加に大きく貢献している。 このインバウンド消費をさらに活性化させるためには、日本人だけでなく外国人旅行者の一人一人に合わせたOne to Oneマーケティングの強化が急務となっている。