智弁和歌山、センバツ旗授与式 頂点へ「声」のエール /和歌山
第95回記念選抜高校野球大会に出場する智弁和歌山のセンバツ旗の授与式が4日、和歌山市冬野の同校講堂であった。1、2年生約500人が集まった他、中学生約650人が教室からリモートで見守った。応援団やチアリーダー、吹奏楽部が校歌や応援曲を披露してエールを送り、部員たちは大舞台に向けて意気込みを新たにした。【大塚愛恵】 式典では、ユニホーム姿の部員が、拍手に迎えられて壇上に上がった。毎日新聞和歌山支局の勝野俊一郎支局長が宮口祐司校長に託したセンバツ旗は、青山達史主将(2年)に手渡された。 藤田清司理事長が「今年は走攻守、三拍子の安定した総合力の高いチームだと思う。全国でも上位に進出する力を持っているので、もう一度気を引き締め、全国制覇という大きな目標を合言葉に活躍してほしい」と激励。生徒会長の花谷明誠さん(2年)が「ようやく声を出しての応援ができるようになった。甲子園に智弁和歌山の応援をとどろかせ、選手たちを後押ししましょう」と呼びかけた。 中谷仁監督が「グラウンドで全力を尽くし、皆さんの力を結果に変え、全員で日本一を勝ち取りたい」と応え、青山主将は「熱い応援のおかげで、センバツの切符を手にすることができた。一人一人が最大限のパフォーマンスを出し、優勝旗を和歌山に持って帰れるように頑張りたい」と決意を述べた。 組み合わせ抽選会は10日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれる。