「何であの子ばかり…」苦しい嫉妬心への対処法を臨床心理士が解説
嫉妬から解放されるには、受け入れること
嫉妬を感じることは生物学的な観点から見ても、決しておかしいことではない、むしろ生き延びるために起きうる当然の反応だそうです。なので、今後も私たちの中に嫉妬の気持ちが起きる可能性があること、それを排除せずにうまく付き合っていくという前提を持つことが、嫉妬の苦しみから解放される一歩です。 また、嫉妬の気持ちに支配され、日常生活に支障が起きるのは避けたいところ。幼少期からの影響も含めて、何が嫉妬の気持ちを駆り立てているのかを知る、それとどう向き合っていくのかを自分で決めるということも必要になると思います。そうはいっても、1人で向き合うのには心細かったり、辛すぎることもあると思いますので、身近な友人やパートナーなど近しい心許せる人に打ち明けてみたり、あるいはカウンセラーなど心の専門家に話してみるなどして、嫉妬の気持ちを感じる自分を受け止めてもらうという体験をしてみることをオススメします。すぐには難しいかもしれませんが、嫉妬の気持ちとの付き合い方が少しずつ上手になっていくと、気付いたら嫉妬を感じる機会が減るということもあるので、気長に試してみてくださいね。