東欧2国、シェンゲン協定加盟 ブルガリアとルーマニア
【パリ共同】欧州連合(EU)欧州委員会は30日、欧州各国との間で自由往来が可能となるシェンゲン協定に東欧のルーマニアとブルガリアが31日に加盟するとの声明を出した。参加国は29カ国となる。ただ一部の加盟国が依然として不法移民の増加を懸念しており、陸路での国境審査は続けられる。 欧州委は2022年11月、ブルガリア、ルーマニアが参加基準を満たしているとの判断を下していたが、同年12月のEU内相会合でオーストリアが両国の参加に反対するなどして見送られていた。 今後、陸路での審査も撤廃できるかどうかを参加各国が議論する。