『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』数々の名作を手掛けた監督が作品の魅力を語る
2025年1月31日(金) に公開される映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』のメイキングカットと監督のコメントが公開された。 実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話を映画化した本作。1979年に10代で作った1枚のアルバムが、夢破れてから約30年後に“埋もれた傑作”として再評価され注目を集めたエマーソン兄弟。彼らとその家族の半生を、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』の監督ビル・ポーラッドと、アカデミー賞作品賞受賞『グリーンブック』『それでも夜は明ける』の製作陣がタッグを組み、オスカー俳優ケイシー・アフレックを主演に繊細かつ感動的に描き出す。 ビル・ポーラッドは、1955年11月30日生まれ。1987年に制作会社リバー・ロード・エンターテインメントを創設し、現在も同社の最高経営責任者を務め、プロデューサー、映画監督、脚本家として多彩な才能を発揮してきた。製作総指揮・プロデューサーとして携わったのは、アカデミー賞受賞『ブロークバック・マウンテン』『それでも夜は明ける』、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ツリー・オブ・ライフ』、ゴールデングローブ賞受賞『イントゥ・ザ・ワイルド』、エミー賞ノミネート『アメリカン・ユートピア』など、錚々たる作品群だ。 一方、映画監督としては『Old Explorers(原題)』で監督デビュー。⻑編2作目には、ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの半生を映画化した『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』を手掛け、ゴールデングローブ賞2部門にノミネートされ、音楽伝記映画の名手としてその名を世に知らしめた。そして、長編3作目となる『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』では、約30年の時を経て脚光を浴びたアルバム『Dreamin’Wild』の裏に隠された知られざる家族の物語を、自ら脚本も手掛けて映画化した。 映画化の経緯について、『グリーンブック』でプロデューサーを務めたジム・バークに本企画とともに「音楽を聴いて欲しい」と話を持ちかけられたというポーラッド監督。「ドニー&ジョー・エマーソン」の楽曲を聴くや、音楽が持つ力に突き動かされて監督を引き受けたと明かす。 加えて、「この映画には、静かなシンプルさがあります。信念と家族、罪悪感、責任とは何かを掘り下げながらも、最終的には“癒し”について描きます。今、この世界は癒しを必要としています。だからこそ、私はこの物語に心惹かれたのだと思います」と、作品で描かれる普遍的なテーマについて語っている。 <作品情報> 『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』 2025年1月31日(金) 公開