【平和島ボート 第43回日本モーターボート選手会会長賞】砂長知輝 機力劣勢跳ね返し勝負駆け成功
ボートレース平和島の6日間シリーズ「第43回日本モーターボート選手会会長賞」は29日、予選4日目が終了。30日の5日目10~12Rで行われる準優勝戦メンバーが出そろった。 苦しみながらも予選を突破した。砂長知輝(25=埼玉)は勝負どころだった1号艇の4日目5R。4カドの神田達也に捲られて3着と厳しい状況に追い込まれたが、後半10Rを4カドから捲り差してシリーズ初白星をゲット。得点率12位で準優勝戦進出を決めた。 コンビを組む43号機は近況の動きがさえない低調エンジン。連日に渡って整備、調整に奔走した。「1着を獲れたが内容的には喜べない。ターンの押しから伸びにかけて(上位とは)差がある」と依然、機力は劣勢だ。 それでも「もらった時を思えば、戦えるくらいにはなったかな」と最悪の状態からは脱出。「これ以上良くするには時間が足りない。あとは良かった時の感じを思い出しながらプロペラをやります」と語った。 準優勝戦は12R4号艇(前半の一般戦は8R3号艇)に出走する。若手に勢いがある埼玉支部の中でも有望株の一人。平和島初のファイナル進出へ、渾身(こんしん)の攻めを繰り出す。