安住淳氏「身内」にも厳しく注意「時間を守りなさい」30年ぶり野党予算委員長がデビュー
30年ぶりに野党議員として衆院予算委委員長に就任した立憲民主党の安住淳衆院議員(62)が、5日の同委員会でデビューした。 10月の衆院選で大敗した自民党が少数与党に陥ったことを受け、それまで握っていた予算委員長のポストを立憲民主党に譲った。野党議員が予算委員長のポストに就いたのは、1994年以来。 安住氏は午前中3時間、午後4時間の計7時間、淡々とした様子で質疑をさばいた。立民の神谷裕議員の質問が予定時間に迫った際には「時間がありませんから」「時間がないから」などと言葉をかけ、質問を終えた場面では「時間を守りなさい」と注意するなど、「身内」にも厳しいところをみせた。 予算委員会は「国会論戦の花形」と呼ばれてきた場で、本筋の話題からスキャンダルまでさまざまな質問が出され、予算委員長には本来、質疑を公平、的確にさばく対応が求められる。 委員会は、終了予定の午後5時少し前に終了。安住氏は、石破首相や加藤勝信財務相らと言葉をかわし、デビュー戦を終えた。