能登半島地震から1年 輪島の仮設住宅で追悼行事、住民らが黙とう 紙灯籠で「1.1 NOTO」
能登半島地震の発生から1日で1年。昨年1月の地震と9月の豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市町野町の仮設住宅では、12月31日夜から追悼行事が行われ、日付が変わると同時に住民らが黙とうをささげた。 【写真】能登地震と豪雨、二重被災のスーパー奮闘「復興へ明かりともし続ける」 会場には、1995年の阪神・淡路大震災を伝える神戸・三宮のガス灯「1・17希望の灯り」から分灯された火がろうそくで運ばれ、「1・1 NOTO」とかたどられた約900個の紙灯籠に明かりがともされた。 地震で自宅が全壊した女性(72)は「亡くなったご近所さんのために祈りました。みんな町野を出て行くのが悲しいが、生きていくしかない」と静かに手を合わせた。(杉山雅崇)