「関鯨丸」ナガスクジラなど捕獲し、母港・下関港に初の帰港…「大きなトラブルもなくホッとしている」
捕鯨会社「共同船舶」(東京)の母船「関鯨丸」(9299トン)が17日、母港・下関港(山口県下関市)に初めて帰港した。 【動画】捕鯨の新母船「関鯨丸」母港の下関港を出港…東北・北海道沖で初めての操業へ
3月に完成した関鯨丸は5月に下関港を出港後、北海道や東北沖の排他的経済水域内で漁を実施した。2019年の商業捕鯨再開後、今年初めて捕獲対象に加わったナガスクジラ30頭のほか、イワシクジラ25頭、ニタリクジラ175頭を捕獲。関鯨丸は、捕獲した鯨の解体と冷凍保存を担った。
報道陣の取材に応じた同社の所英樹社長(70)は「大きなトラブルもなく無事に母港に帰港できてホッとしている。この船で解体したナガスクジラはとてもおいしいので、ぜひ食べてほしい」と話した。