G1勝ち最速上がりのドウデュース JRA「すごさが分かる」データ公開 「32・48」鬼脚全貌明らかに
JRAは30日、X(旧ツイッター)の公式アカウントを更新し、27日のG1天皇賞・秋を制したドウデュース(牡5=友道)のデータを公開。「武豊騎手が“世界一”と評したドウデュースの末脚のすごさが分かるデータです!」とした。 【写真】ドウデュースのぬいぐるみにサインする武豊 レースの公式結果では上がり3Fは32秒5。これはG1勝ち馬のものとしては史上最速だったが、JRAがトラッキングシステムから抽出したデータで詳細が明らかになった。 残り600メートル地点以降、200メートルごとのラップを掲載。残り600~400メートルではドウデュースが1位(10秒94)、2位がニシノレヴナント(10秒95)、3位がベラジオオペラ(10秒99)だった。 圧巻だったのは400~200メートル。ドウデュースは10秒56で時速68・2キロに到達。2位のジャスティンパレス(10秒80)、3位のニシノレヴナント(10秒88)を大きく上回り、最後の200メートルもトップの10秒98でまとめた(2位はジャスティンパレス、ニシノレヴナントの11秒21)。誤差が生じることもあると注釈がついているが、上がり3Fは32秒48となる。 レース後、武豊は「物凄い末脚だった」とインタビューで話し、ジョッキーカメラでは「やっぱ世界一やで。やっぱ発揮したら世界一やわ、うん」と厩舎スタッフに笑顔で説明していた。