金子恵美が解説する「都知事選の意味」投票前に知っておきたいこと
有権者の私たちが考えるべきこと
エントリーNO.3:蓮舫氏 タレント、キャスターを経て、2004年、参議院議員に初当選(東京都選挙区)。民主党政権下で、鳩山由紀夫内閣および菅直人内閣のもとで行政刷新担当大臣に就任。 「事業仕分け」を通じて、行政の無駄を削減する取り組みで注目を集めました。2017年9月に民進党が希望の党と合流し解党することを受け、立憲民主党の代表として新党を立ち上げました。野党の追及の象徴としての存在感はありますが、民主党3年3ヶ月の時代以外は与党経験がないので、実績というのは今一つ検索しても引っかかってきません。舌鋒鋭いツッコミは蓮舫氏の武器でしょう。今回の選挙の前には勢い余って選挙の事前運動であるという批判を受けていますが、逞しく活動を続けられていることも氏の強みでしょう(情報量が少ないことはご容赦ください)。と、この3名が注目でしょう。経歴をとってみたら現職の小池氏が圧倒的ですが、都政の停滞感や行き詰まり感、大きく変わってほしいという方は蓮舫氏や石丸氏、または別の候補に投票することでしょう。事前の予想では小池氏と蓮舫氏が良い勝負をすると思われていましたが、意外と石丸氏が浮動票を中心に伸ばし、それが蓮舫氏に流れる可能性のある票を持っていくだろうと予想されています。 東京都民の暮らしと未来を左右するこの都知事選挙。候補者の宣言している公約と、それぞれの実績をみて実現可能性があるかどうかをよく吟味して投票に行く。それが投票するにあたり重要なことだろうと私は考えます。
金子 恵美