チェルシー大量獲得からの大放出が始まる 今夏チームを去る8人
移籍市場閉幕が近づけば足元を見られる可能性も
今夏も積極的な補強に動いているチェルシー。DFトシン・アダラビオヨに始まり、MFキーナン・デューズバリー・ホール、FWペドロ・ネトなど実に9名の選手を獲得した。そして新たにアトレティコ・マドリードからFWジョアン・フェリックスが獲得間近となっているとみられる。 しかしファーストチームに所属する選手は40名を超えており、チームは8月30日までに余剰戦力の放出を急がねばならない事態となっている。英『Mirror』は、今夏チームを去るだろう8名を予測している。 MFコナー・ギャラガーがアトレティコ・マドリードへ去ることはもはや時間の問題だが、続きそうなのはFWロメル・ルカクだ。ナポリの指揮官アントニオ・コンテがルカクの獲得を熱望していると伝えられている。ルカクは2度めのチェルシー在籍となったが、インテルやローマなどイタリアへのローン移籍を繰り返しており、もはや退団は規定路線だ。しかし同紙によれば買取義務つきの2600万ポンドでのローン移籍という提案に、ナポリは難色を示しているようだ。 アメリカツアーのメンバーに入らなかったDFトレヴォ・チャロバー、GKケパ・アリサバラガ、GKジョルジェ・ペトロビッチも退団が濃厚。また、昨季冬にフラムへローン移籍したFWアルマンド・ブロヤも移籍組だ。ブロヤにはエヴァートンからの興味が報じられているが、3000万ポンドという移籍金がネックになっており、再びローン移籍するという可能性もあるという。 20歳のMFカーニー・チュクウェメカはローン移籍が濃厚で、エンツォ・マレスカ監督はチュクウェメカがキャリアを積むためには試合に出ることが大切だと公言した。DFベン・チルウェル、FWラヒーム・スターリングは貴重なベテラン選手だが、チーム構想には入っていないようで、開幕戦でもベンチ入りできなかった。 これらの選手を売却しても、なおチェルシーには選手が溢れかえっている。移籍市場の閉幕が近づけば足元を見られる可能性もあるが、果たしてうまく売却は進むのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部