仙台はJ1昇格PO出場を決められず…最終節で山形&千葉との争いに
[11.4 J2第37節 熊本 3-1 仙台 えがおS] ベガルタ仙台は4日、J2第37節でロアッソ熊本と対戦して1-3で敗れた。残り2つのJ1昇格プレーオフ出場権を最終節で5位・モンテディオ山形(63pt)、6位・ジェフユナイテッド千葉(61pt)、7位・仙台(61pt)で争う。最終節は山形と千葉の直接対決が組まれており、仙台は2022年に共にJ2へ降格した大分トリニータと対戦する。 【動画】あのちゃんがサッカー上手すぎ…W杯優勝FWが驚愕「自分の同僚とやってる感覚だった」 勝てばJ1昇格PO進出が決まる仙台は前半2分、MF鎌田大夢が高い位置でボールを奪って右サイドからクロスを送ると、FW中島元彦が左足で合わせて先制点を奪った。直後の同4分にはセットプレーの流れからDF小出悠太がボレーシュートを放ったがGK田代琉我にセーブされた。 一方の熊本は前半16分、DF大西遼太郎のロングボールをFW石川大地がダイレクトボレーで合わせる巧みな一発で同点に成功。前半は1-1で終了した。 追いついた熊本は後半15分、同点弾の石川がペナルティエリアに入るところから思いきりよく右足を振った。これは枠の上に外れたが直後の同16分、FW東山達稀のクロスを石川が頭で合わせて逆転ゴールをゲット。石川は昨季を上回る今季10点目となった。 熊本は後半31分、石川がハットトリックを狙ってヘディングシュート。ただGK林彰洋にセーブされて3点目とはならず、直後に石川はFW唐山翔自との交代で退いた。この交代からファーストプレーで熊本に追加点が生まれた。後半34分、ショートカウンターでMF松岡瑠夢、唐山と繋いで最後はFW大崎舜が冷静にゴールネットを揺らした。 仙台はその後攻勢を強めるも、田代の好セーブなどに遭って熊本守備陣の牙城を崩せずにタイムアップ。1-3で痛恨の敗戦となった。 J2は清水エスパルスの優勝とファジアーノ岡山のJ1昇格PO出場が確定している。横浜FCとV・ファーレン長崎のいずれかが2位で自動昇格し、もう一方が3位でJ1昇格POへ。5位の山形、6位の千葉、7位の仙台のうち1クラブはJ1昇格POに進めず、来季もJ2で戦うことになる。