才能どころか得意なこともわからない...「突出した才能」への長年のコンプレックスが解消した話【人事担当の会社員が、星読みで才能を見つけてみた】
会社では人事部勤務。副業もしながらミモレブロガーとしても活躍する小黒 悠さん。自分の才能をフルに活かした結果、さまざまな顔を持つに至ったと思いきや、実はあるお悩みが……。占星術士yujiさんの新刊『星読みで才能を見つける本 自分の知らない自分に出会える』を読み、長年のコンプレックスがハラハラと解けていった過程を教えてくれました。 【画像】もともとはイタリアでデザイナーをしていた人気占星術士yujiさん
自分に才能なんてあるのだろうか
世の中の人達はみんなどのくらい自分の才能を認識しているのでしょうか。 私は会社で人事部にいて、毎日たくさんの履歴書やエントリーシートを目にします。志望動機や自己PRを見ていて感じるのは、「〇〇が好きだからこの仕事をやってみたい」という人と、「〇〇が得意だからこの仕事に役立てたい」という人がいるということ。後者の人は、少なくとも仕事という領域においてご自身の才能をきちんと認識できているのでしょう。ちなみに体感では、前者の人が圧倒的に多い気がします。 では私はどうかと言うと……才能どころか得意なことすらよく分かりません。それこそ私自身この数年で転職活動をしたことは何度かあり、履歴書を書くたび、面接に挑むたび、「私って一体、何ならできるの?」と感じていました。そしてそこには、これまでの人生で積み上げてしまったコンプレックスがあったのです。
器用貧乏というコンプレックス
パソコンは使える、でも特筆すべきスキルはない。 普通に会話はできる、でも営業トークができる訳ではない。 苦手なことがあればそれなりに努力するし、出来ないことも出来ないなりに何とかやってきました。仕事のことに関わらず、その感覚は自分の古い記憶とともに子どもの頃までさかのぼることができます。 体育以外の成績はだいたい5か4。絵も習字も、金ではなく銀賞。好きでやっていたピアノや服作りも、そこそこはできます、でもそこまで。何が得意なの?と聞かれると、いつもうまく答えられない私がいました。子どもの頃からずっとそんな調子で、大人になってからもそう。器用貧乏な自分に自信が持てず、その中途半端さは、いつしか大きなコンプレックスとなっていました。
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