料理とラグビーの意外すぎる共通点。強豪ラグビー部の監督が部員に「晩ごはんトレーニング」をする理由
料理が育む「感謝の力」が生み出すもの
湯浅さんらしい教育信念を象徴する取り組みである「感謝の晩ごはん」プロジェクト。料理を通じて生徒たちは感謝の気持ちを学び、家族との絆を深めます。このプロジェクトは、当たり前の日常に対する感謝の気持ちがどれだけ大事なのか、大切な人との信頼関係の基礎を築くための素晴らしい機会だと感じました。 コロナ禍以降、学校の宿題として家庭で家族のために料理をすることが課題として出されるケースは増えましたが、「感謝の晩ごはん」というテーマで、料理の意味をしっかりと伝えている事例はまだ少ないように思います。 料理を作る意味や料理を通じて身近な人へ感謝の心を育む大切さを教えることは、生徒たちの成長にとって非常に重要に感じました。 常に「ありがとう」「とっても美味しかったよ」と感謝の言葉を素直に言える関係を築くことで、信頼関係の基礎ができあがります。、これが日常生活とラグビーのフィールド、ひいては社会生活全般において非常に重要だと教えているように感じました。 最後に、これから高校ラグビー選手権予選も始まります。湯浅さんの指導のもと、チームが勝ち進むことを祈っています。
執筆者情報
■小竹貴子 クックパッド株式会社 広報部 本部長 農林水産省 食育推進会議専門委員 2004年入社。2006年初代編集部門長就任。 2009年日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2010」を受賞。 広報部門以外に、クックパッドの家庭科を担当している。 著書に「ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる」(日経BP社)『時間があっても、ごはん作りはしんどい』(学研プラス)など。 毎日の料理を楽しみにするポッドキャスト『ぼくらはみんな食べている』でパーソナリティを務める。 ポッドキャスト"ぼくらはみんな食べている”(Spotify) https://hubs.li/Q02qmsmm0/ Instagram https://www.instagram.com/takakodeli/