小池都知事が定例会見2月19日(全文2完)会長決まりましたね、で終わらずに
今回の選定、透明性は確保されたか
共同通信:2点目も新会長の選出関係なんですけども、知事は今回の選出に当たって透明性の確保ということでおっしゃっておられました。今回、大会準備の影響ということで、短時間で選ぶ必要があった一方、会議は非公開となっていました。今回の選定に関して透明性は確保されたというふうにお考えでしょうか。また、都が推薦を出す過程でどのような議論が交わされたのか、この辺も併せてお伺いしたいと思います。 小池:やはり大会の成功を共にできる存在ということが何よりも重要でありました。そしてまた、IOC、IPCと連携を取っていかなければなりません。そして発信力といったことも必要だと。御手洗会長がまとめられました5つのポイントは、まさしく東京都の方向性と一致するものであったということであります。 透明性については、人事っていうのはなかなかガラス張りで全て100%見えるとは思わないんですが、ケース・バイ・ケースだと思いますけれども、しかしながらやはりこの点について、国民や都民に対して、こういうことで決まったんだなということが分かるような、そういう報告をしていただきたいと思います。それにつけても川淵さんは透明性があったというふうに思いますけれども、いずれにしましても皆さんが、国民、都民、そして世界も見てましたので、よく納得ができるような報告等も必要なんだろうというふうに考えております。
島根県知事が聖火リレー中止意向を表明。どう対応する?
共同通信:では最後、3点目なんですけれども、先日、島根県の丸山知事が聖火リレーの中止意向を表明されまして、この理由の中に都のコロナ対応への不満というのも挙げておられました。全国知事会長の徳島県の飯泉知事も、これは組織委員会に対してなんですが、聖火リレーの具体的な実施方法を早急に示すようにということで求めるコメントを出しておられます。こうした声が出ている状況に、都と組織委員会で今後どのように対応されていくのかと、この辺りをお願いします。 小池:まず聖火リレーを担っているのは、組織委員会で運営についてあります。そしてそれを実際に行うのは、それぞれの自治体ということであります。それについてはすでに実施方法など、ガイドライン等を示していくという、そういう流れになっているということを組織委員会のほうからも聞いているところであります。 コロナ対策でありますけれども、冒頭に申し上げましたように、今、少し戻りつつあるということについては、皆さんとあらためて危機感も共有させていただきたいということであります。そして皆さま方のご協力を得て、この感染症もできる限り抑えて、そして大会を安全・安心な大会にしていきたいと思います。 スポーツの事例はこのところ、いろいろとございます。一番分かりやすい例は、全豪オープンで、メルボルンで大坂なおみ選手が今、快進撃で、今度、決勝戦に至ることになりました。そういったことを考えますと、今ロックダウンが、5日間ですね、あちらはね。5日間でロックダウンをしているメルボルンにおける全豪大会、それがどういう形で行われ、どのような成果になっているのかなども参考にしながら、より良い大会にすべく、組織委員会と連携しながら進めていきたいというふうに思っております。以上です。 共同通信:では各社からの質問に移ります。質問のある方は挙手の上、知事からの指名を受けて所属と氏名を述べてから質問してください。それではお願いします。