「学童クラブ代」と「エアコン代」がもったいないからと、夏休み中は毎日ショッピングモールの“フードコート”に子どもを送る人がいると聞きましたが、大丈夫なのでしょうか? 実際いくら節約になるのですか…?
子どもの夏休みに四苦八苦する親は多いのではないでしょうか。昼食の準備にエアコンなどの使用時間が増えることによりかさむ電気代、「遊びに連れて行ってあげないと」というプレッシャー……etcです。 本記事では、夏休み中の学童クラブ代とエアコン代を節約するために、昼食を持たせた子どもを毎朝フードコートに送るという行動について考えてみたいと思います。これでいくら節約できているか、常識的にどうなのかという点に触れていきます。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
フードコートに子どもを送ってどうするの?
学校などのない夏休み、親が仕事に行っている間、自宅の代わりにショッピングモールのフードコートに子どもを送っていき、そこで日中を過ごさせるというケースがあるようです。 ショッピングモールはエアコンが効いているので熱中症の心配がなく、またテーブルとイスがあるので夏休みの宿題もできます。宿題に飽きても、モール内の子ども向けの催しや、モール内を散策すれば時間を持て余しにくいとも言えるでしょう。
常識的にどうなの?
ショッピングモールのフードコートの席は、基本的にフードコート内の店舗で購入した飲食物を楽しむために設置されています。ただ、外から飲食物を持ち込んでいる人や、飲食せずに席だけ利用している人を目にすることもあります。 こういった行為が違反に当たるかどうかは、そのショッピングモールが定めているルールによるので一概に言えないところではありますが、夏休みの間毎日、昼食を持たせた子どもをフードコートで過ごさせるというのは、「非常識」と考える人が多いかもしれません。 また、子どもの気持ちも考えてみましょう。小学生にもなればいろいろなことを理解しています。本来、店舗で買ったものを食べるはずの場所で持参した昼食を取っている中、周りは購入した飲食物を楽しんでいます。 長時間を過ごすうちに同じ年頃の子どもにもたくさん出会うでしょう。もしかすると、その心中は穏やかではないかもしれません。また、防犯面を考えても、多くの人が出入りする場所に子どもだけでいることは、必ずしも安全とは言えないかもしれません。