「カップ麺」VS「チルド麺」!1ヶ月間買い続けたときの食費を比較!
カップ麺やチルド麺は私たちの食生活を便利にしてくれるアイテムです。お湯を入れるだけやレンジで温めるだけでおいしい食事を楽しめるため、一人暮らしの方はもちろん家事育児で忙しい方にとっても強い味方となるでしょう。 しかし、毎日カップ麺やチルド麺を買い続けると食費や栄養が気になります。今回はカップ麺とチルド麺を1ヶ月間買い続けたときの食費について解説します。また、後半では1ヶ月間、両方とも食べ続けた場合の懸念点についても考えてみましょう。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
カップ麺とチルド麺を1ヶ月購入し続けてみた
ここではカップ麺とチルド麺を1ヶ月間、購入した場合の食費を計算します。なお、今回はそれぞれの純粋な価格を比較するために、他の食品を一切購入しないものとして計算します。 ◆カップ麺にかかる食費 一般的にカップ麺にかかる費用には幅があります。安くて手軽に食べられるものから、お店で出すメニューをリアルに再現した比較的高価なものまでバリエーションが豊富です。表1はいくつかのカップ麺をピックアップした価格です。
筆者が作成 1日1食をカップ麺にする場合、30日間購入し続けると、月々にかかる食費は7440円です。 ◆チルド麺にかかる食費 次にチルド麺の金額を計算します。チルド麺は焼きそばやラーメン、うどんやそばなどもレパートリーが豊富です。また、電子レンジで温めるだけのものや、IHやガスコンロで温めるだけのものなど調理方法もさまざまです。 表2はコンビニやスーパーでよく見かける、電子レンジで温めるだけの商品を扱います。
筆者が作成 こちらも1日1食をチルド麺にし、1ヶ月で計算すると月々にかかる食費は9960円です。金額で比較すると、ややカップ麺のほうが食費を抑えられることが分かります。
カップ麺もチルド麺も食べ過ぎは注意が必要
カップ麺やチルド麺は1つの商品で食事が完結するため、節約効果があると考えられがちです。しかし、栄養素や塩分の量といった健康面で注意が必要です。 ◆必要な栄養が不足する可能性がある カップ麺やチルド麺のみを食べていると、栄養素が不足する可能性があります。「毎日3食カップ麺やチルド麺」といったケース以外ではあまり心配ありませんが、麺のみを食べ続けると必要な栄養素が不足するでしょう。 なかでも、生野菜やフルーツなどから取れるビタミンや鉄分などが不足するかもしれません。 ◆塩分を摂り過ぎる可能性も カップ麺は味付けが濃くおいしいですが、塩分を摂りすぎる可能性もあります。たとえば、あるカップ麺の場合、1つ当たりの塩分含有量は4.9gです。日本人の成人男性における必要塩分摂取量が7.5gであるため、カップ麺やチルド麺をあまりにもたくさん食べると塩分過多になるかもしれません。