秋の鎌倉で「絶景&グルメ」満喫! 6座縦走ハイキング・表参道食べあるき「現地レポ」
●北鎌倉駅から3座縦走と、十王岩からの景観を経て「天園」山頂へ! 駅から徒歩30分強の登山口から、いよいよ天園ハイキングコースのスタートだ。 鎌倉市街地の北東部に位置するこのコースは、勝上山(しょうじょうさん、147m)、鷲峰山(じゅぶせん、127m)、大平山(おおひらやま、159.2m)などの山々が連なっており、豊かな自然と美しい景観を楽しむことができる。まずは、これら3座を越えた先の「天園(159.4m)」を目指して歩く。 登山口から15分で勝上山、さらに15分で鷲峰山と、次々とピークを越えられるので、達成感を得やすいのも、このハイキングコースの魅力だと思う。 傾斜もなだらかで歩きやすいので、ついついペースもあがりがちだ。しかし気をつけてほしい。この2つの山頂の中間地点に、「十王岩(じゅうおういわ)」という展望スポットがあるので、ぜひ立ち寄ろう。三方を山、一方を海に囲まれている鎌倉の街並みと由比ヶ浜(ゆいがはま)の海までが一望できる景色は「かながわの景勝50選」にも選ばれており、壮観だ。 鷲峰山から約30分、大平山の山頂に到着。標高は159.2mながら、鎌倉市の最高峰だ。天気のいい日は、みなとみらいや横浜ランドマークタワーなどを見ることができる。 大平山からさらに10分。本コースの最高地点「天園」山頂だ。その標高は、159.4mと、さきほどの大平山に比べ、20cm高いとされており、こちらは横浜市の最高峰。山頂は広々とした草原の広場になっており、ハイカーたちがお弁当を広げて景色を楽しんでいる。
●下山後、1180年建立「鶴岡八幡宮」で鎌倉の歴史にふれる 天園から先には天台山、胡桃山の2座が控えているが、こちらもなだらかで歩きやすい道なので、道迷いの心配などもなく下山できるだろう。 下山後は鎌倉駅方面に進み、鶴岡八幡宮を目指したい。鎌倉時代を通じて、「鎌倉武士の守護神」として崇敬された鶴岡八幡宮。歴代の鎌倉幕府将軍によって、神社を中心とした都市計画が進められ、鎌倉の発展に大きく寄与した歴史的建造物だ。 境内には、平日でも昔懐かしいお祭りグルメが楽しめる屋台が並ぶことがあり、ハイキングで疲れた体を癒やすのにも最適だ。また、周辺には昔ながらの商店や甘味処が数店ある。鎌倉駅へと向かう、小町通り(こまちどおり)の賑やかな雰囲気とはまた違った趣が感じられるので、立ち寄ってみるのもいいだろう。