東京SCのFW齋藤大聖がドリブル突破を図る(Taro YOSHIDA)

　U-15世代によるサッカーフェスティバル、「第1回 ふたば未来学園交流大会2024」が17日から19日まで福島県双葉郡の広野町と楢葉町で開催された。大会2日目の18日、住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチで東京SCFW齋藤大聖(3年)が存在感のある動きを見せた。 【写真】「可愛すぎて悶絶」「金メダル」「新しいジャケ写かと」大物歌手が日本代表ユニ姿を披露 　スピード、フィジカルに自信を持つドリブラーは、緩急、シュートフェイントを交えたドリブルで相手DFを翻弄する。この日は縦突破やPA付近でDFを剥がす動きを連発。アラソール山形戦では左サイドからドリブルで中へ切れ込み、強烈な右足シュートをゴール右へ突き刺すシーンもあった。 　本人は「オフ明けでシュートとか外しすぎちゃったんで、もっと決めれるようになりたいです」と苦笑いしていたが、地元・東京に比べて涼しい気候と「(食事も)めっちゃ美味しいです」という福島の環境の中で、楽しみながらピッチ内外を過ごすことができたようだ。 　日本代表MF三笘薫が憧れのプレーヤー。「ああやって切れ込んで決めれるようになりたい。(主戦場の)FWでバンバン点取って、もっと目立って、チームに貢献できるような選手になりたいです」と意気込む。 　夢舞台である選手権で輝きたいという思いを強く持ち、中学卒業後は地方の名門校への進学を希望。「1年でスタメンには入りたくて。で、選手権でもゴールを」。挑戦心を持つアタッカーは「成長できた」という東京SCでの残り半年間で自分をさらに伸ばして夢に近づく。