12月19日からガソリン高騰!? 来年1月は1Lあたり185円前後まで値上がる可能性も....農家も困惑「暖房代が高すぎる」
価格高騰に農家も困惑「経営を圧迫しかねない」
悲鳴を上げているのは、車を運転する人だけではありません。愛知県田原市の農家『マーコ』に行ってみると、ハウスの中では電照菊やイチゴなどが育てられていました。冬でも暖かい環境を維持するため、暖房は欠かせません。 使用する燃料は“重油”。昨シーズンは、約10万リットルほど使用したといいます。
『マーコ』の福田 督専務曰く、「ウクライナのロシアの戦争の前くらいは、(1リットル)60円台ぐらいで推移していた」という重油の価格。現状について、「どんどん値が上がっていて、今年は100円超えた」と明かしました。
上がり続ける価格に、重油を使う量を節約するなど、企業努力でなんとか乗り切ってきましたが、補助金の引き下げは大きな痛手。『マーコ』の福田専務は、「すべてのものが相場に左右されて、価格が安定しない」と話し、価格が市場の相場に左右される農作物は、燃料費の値上がり分を価格に上乗せすることが難しいため、経営を圧迫しかねないといいます。
さまざまな場所に影響を及ぼす可能性が高まる、「補助金の引き下げ」。『マーコ』の福田専務は、「(燃料費が)上がった分、商品価格を上げて、買ってもらえるかといったら買ってもらえない。そこが一番厳しいところ」と、価格高騰への思いを語りました。