マーケターが生成AIと仕事をするために、やっておきたいこと、読んでおきたい本
2.あらためて触る
ここまでで生成AIの全体像をつかんだら、あらためて生成AIの活用を実践してほしいという奥村さん。 以下のYouTubeチャンネルは、生成AIに触るために参考になるだろう(2024年10月時点、編集部より)。
・mikimiki web スクール ・KEITO【AI&WEB ch】
3.最新情報をインプットする
最新情報をインプットするには、Xのアカウントをフォローするのが早い。 たとえば、次の2アカウントがあげられる(2024年10月時点、編集部より)。 ・KAJI | 梶谷健人 ・元木大介ᯅシステム生成AI Babel/Zoltraak & 生成AI塾
4.AIが出すアウトプットの良し悪しを見極める「思考力」×「思想力」を鍛える
ここからは、生成AIに飲み込まれないために、人間として思考力と思想力を鍛える3冊を紹介していく。 奥村さんは、生成AIの活用の場が広がるほど、これまでビジネスで重視されてきた「思考力」に加え、新たに生じる倫理的な問いにこたえたり、他者の共感を生むテーマを掲げたりする「思想力」も求められると考えている。 ┌────────── 生成AIが普及するほど、最適解を一瞬で出せるようになる一方で、「思想・思考のコモディティ化(一般化)」が起こると考えています。今後、「思想力×思考力の総量」で生成AI時代のビジネスパーソンのアウトプットの差が決まるでしょう(奥村さん) └────────── 思想・思考のコモディティ化とは、生成AIを利用することで、多くの人が似たような思考パターンや解決策にアクセスできるようになり、普通のアイデアや分析が容易に得られ、差別化が難しくなる可能性を指している。 AIの回答に過度に依存することで、人間が自ら深く考え、問題を分析する機会が減少するリスクもあるだろう。こうしたなかで、差別化するには、「自分なりの思想をもって独自の思考解釈ができることが重要」と奥村さんは話す。 思想力・思考力を高めるためにオススメしたいのが次の書籍だ。 ■ [5冊目] 『シン・ロジカルシンキング』(望月安迪:著 ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊)