高校生の娘が「時給1500円」の「上場企業の仕事」というものに応募したそうです。さすがに怪しいでしょうか?時給も平均より高すぎますよね…?
高校生になると、アルバイトを始める方は少なくないはずです。勤務地や仕事内容など、アルバイトを始める際に気になる点はいくつかありますが、特に重要なのは給料面、つまり時給でしょう。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの? 多くの方は高時給のアルバイトをしたいと思うものですが、同時に不安を募らせる方もいるかもしれません。 そこで、本記事ではアルバイトの平均時給や、高時給のアルバイトにおける注意点などを解説します。
最低賃金とアルバイトの平均時給相場
最低賃金は地域によって異なり、毎年改定されますが、東京都の場合は時給1163円です。なお、これは2024年10月1日からのものです。労働者に対して地域別最低賃金額以上の賃金を支払わない場合、最低賃金法違反に該当します。 また、株式会社リクルートでは三大都市圏における、2024年10月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめています。なお、三大都市圏とは首都圏と東海、関西です。 結果は平均時給1212円となっており、前年の同月は1177円だったことから35円の増加、前月は1193円のため、19円の増加となりました。 なお、地域別では首都圏の平均時給が1246円と全体平均を上回っているのに対し、東海は1145円、関西が1180円と全体平均を下回っています。 東京都の最低賃金が1163円であり、三大都市圏の平均時給が1212円、首都圏では1246円であることを考慮すると、時給1500円の仕事は平均よりも高いといえるでしょう。
時給が高いアルバイト
世の中にはさまざまな仕事があるため、アルバイトの職種も豊富にあります。中には高時給のアルバイトもありますが、勤務時間や期間、資格の有無など、時給が高いアルバイトにはそれなりの理由があることが一般的です。 以下に、時給が高いアルバイトの一例をまとめました。 ●塾の講師や家庭教師 ●コールセンターのスタッフ ●デパ地下やショップなどの販売員 ●パチンコ店のスタッフ ●結婚式場のスタッフ ●イベントスタッフ ●試験監督 ●リゾートバイト ●通訳や翻訳 ●データ入力 上記に加え、居酒屋やコンビニ、漫画喫茶、インターネットカフェ、カラオケなどのアルバイトにおいては、早朝や土日祝日などの働く時間帯・曜日次第で高時給になる場合があります。働き始める前に、細かくチェックしておくとよいでしょう。