43年間で1000回マラソン完走、平均タイム3時間21分47秒 61歳スティーブ・エドワーズさんにメールインタビュー
――ITテクニカルサポートのスペシャリストとして働いていたそうですが、仕事をしながらどうやってこれだけのマラソンを走っていたのですか? マラソンを始めてから40年間、フルタイムで働きながらだったので、仕事と家庭と大会出場、トレーニング全てやりくりするのは難しいと感じたこともありましたが、通勤ランや自転車通勤をしたり、昼休みに走ったりして、時間を上手く使うようにしていました。夜は家族と過ごすようにしていましたが、それでも週に4回は夕方30分、ウェイトトレーニングや体幹トレーニングを欠かさず行っていました。 ――レース出場以外の日はどんなトレーニングをしていますか? 1週間のうち、6日トレーニングをして、1日は休養日です。トレーニングはイージーラン、有酸素ラン、テンポ走、坂ダッシュ、インターバルなど様々なセッションを様々な距離、路面を組み合わせて行っています。たくさんマラソンを走っているので、練習ではそれほど長い距離を走る必要はないです。また、週に1~2回はランニングの代わりにサイクリングもします。加えて、先ほど言ったウェイトトレーニングと体幹トレーニングを週4回ほど行います。 ――日本には川内優輝選手という、100回のマラソンを2時間20分以内で完走したギネス世界記録保持者がいます。 Yuki Kawauchiのことは聞いたことがあります。これだけの数のマラソンをそれだけ速いペースで走ったというのはすごい記録です。 他のランナーと定期的に競い合うことほど、ランナーとしての自分を向上させるものはないでしょう。特に、自分より少し速いランナーと一緒に走ることで、自分もその少し上を目指したくなるものです。そしてレースでは、トレーニングでは再現できないような、追い込んだハードな走りをすることができます。「レースを走ることは最高のトレーニングである」と言えるでしょう。 (写真はすべて本人提供)