大阪府・吉村知事が定例会見11月18日(全文3)飲食楽しむ時は4人以下で
コロナ重症センターの整備状況は
毎日放送:毎日放送、柳瀬です。今の点に関連して、重症の患者数が増えているということで、先日もありましたが、大阪府のコロナの重症センターを今整備されていると思うんですけれども、あらためて今の整備状況についてお伺いしてもよろしいでしょうか。 吉村:まず第1期については予定どおり進んでいます。ですので11月末に完成予定です。で、11月末に完成をしたあとに、当然これは人の配置であったり、それからそれぞれの設備の調整であったりというのが必要になりますから、具体的に稼働を可能にさせると、それは12月の中旬、中下旬ぐらいからだということになるだろうとは思っています。 2期については、もともと急性期・医療センターにあった古い棟をつぶして、そこに建てる予定にしてますが、その古い棟でアスベストが出たということもあるので、ちょっと2期については、2期の30床については時期がずれるかなと。もともとは1月を予定してましたが、なかなかこれも難しいという状況になるので、これは3月末かぐらいになると。ちょっとここは時間が、2期工事については少し時間が掛かるという状況です。ただ、1期についてはもう12月から、11月末完成、12月稼働で今、予定どおり進めていっています。
医療人材の確保についてどう考えているか
毎日放送:12月中旬から稼働するに当たって、医療人材の確保というのがある程度、課題になってくるかなと思うんですが、担当課に聞きますと、だいたい医師や看護師含めて、およそ130人ぐらい人材が要るというふうなことを言っているんですけれども、そこについてかなり現状で言うと厳しいと、本当に30床をオープンできるのかというような話も出てるんですが、その辺り、課題についてはどのようにお考えでしょうか。 吉村:30床、いきなりオープンっていうのは難しいかも分かりません。30床、いきなり稼働というのも難しいかもしれません。ていうか、もともとここの重症センターっていうのは病院じゃないところからのスタートですから。すでに206床、まずすでにある病院で重症病床を確保するというのが、まず大きなわれわれの方針です。その206床を超えてしまった場合、100%超えた場合に、何もないわけです。でも、何もなくても設備も何もなかったらもうそれで終わりということになりますが、いや、それじゃ駄目だというので今年の夏ぐらいから計画をしてこれをつくった。 つまりここっていうのは、想定外にもう重症病床を超えたときに使う、例外中の例外の施設。本来であれば使わないほうがいい施設なんです。使わなくて済めば一番いい施設なんですけれども、そういう想定で今、進めていっています。 ですので、いきなりここに全員、たくさんの人を配置して30床稼働させて、通常の病院については200床にもそもそも至っていないということは考えてはないです。そういう想定ではないです。ニューヨークみたいに、知事が、1にも2にも3にも人工呼吸器だというような状況になったときに、ない状況は避けたいというのでつくったというのがわれわれの考え方です。 だから新たに、そういう位置付けなので、いきなり、例えば重症をどんどんこっち側に入れていくという予定はないです。専門家から一部、重症病床が満床にならなくても使うべきだという意見があるのは知っています。ここの扱いをどうするかというのは少し、検討はしていきたい。さっき僕が言ったのは原則ですけど、例外的な措置をするかっていうのはこれからの感染状況を見て検討はしていきたいと思っていますが、ここ、いきなり病院として稼働させるというものではないと。まずはなんとか206床、最大215床、確保しているのは206床ですけれども、215床は今の既存の病院で、既存のスタッフでなんとかお願いしたいと。もうみんな大変なの分かっているんですけれど。それがまず大方針です。