大阪府・吉村知事が定例会見11月18日(全文3)飲食楽しむ時は4人以下で
非常に厳しい中で予算組みをしようと思う
大阪は財政調整基金、これは松井知事と橋下知事の下で、ほぼゼロだった財政調整基金を1000億以上確保してくれてましたのでコロナ対策も打てましたし、そして今、国からの交付金も受けて、令和2年度末には約1000億円プラスアルファが基金としてはあるという前提での予算組みだと。その中でもそこから750億円、今の状況でいくと収支不足をそこから取り崩して予算編成をするということになると思うので、来年度の予算は組めると思いますが、その次の年度の予算ということになってくると、この不況の状態が続くとかなり厳しくなるというふうには認識をしています。というのは分かっているので来年度も非常に厳しい中での予算組みをしていこうと思います。 ただ、減債基金の取り崩し、この5600億円という大穴を太田府知事のときに開けたわけです。5600億円の大穴を開けた上に、財政調整基金は、ほぼゼロの状況と。完全にマイナススタートからの発射台でした。ここについては橋下知事、松井知事の下で毎年、数百億円の埋め戻しをしてきました。次の時代に付けを回さないということで真水を投入してきたわけです。で、これは僕が知事になっても、1年目の予算でも、ここは約270億円か、埋め戻しをしています。で、来年度の予算について、今年度の予算も当然そこを埋め戻ししてると。来年度、令和3年度の予算についても、僕はこの埋め戻しというのはしっかりやりたいと思っています。じゃないと、やっぱり次の世代に付けを回すことになるし、この埋め戻しをなんとか頑張ってやり切ったら、僕のこの任期でほぼ、この5600億円の大穴という前代未聞の大穴を埋め戻すことが完了するということになると思うので、なんとかそこは最後まで粘り切ってやりたいなというふうには思ってます。 ですので、そこを踏まえて考えると、やっぱりシーリングもしていくし、シーリングの効果というのもそこまで十分ではありませんが、大阪府庁全体の意思として、やっぱりそこはもう、さらにちょっと筋肉質の、引き締まった予算を組んで執行体制もそうするんだということを全庁の意識として持っていきたいというふうに思っています。 司会:次のご質問をお願いします。