イベントに参加した森香澄さん

2日、東京都内で「一般社団法人日本ガットフレイル会議 認証マーク制度 制定発表会」が開催された。 【写真】発表会に参加した鈴木啓太氏や森香澄さん 一般社団法人日本ガットフレイル会議(ガットフレイル会議)は、理念である「胃腸(ガット)からのWell-being」と「ガットフレイルの普及」の推進をともに目指す商品やサービスに付与する認証マーク制度を制定。この制度には11社が参画し、制定発表会では各社の取り組みのプレゼンテーションが行われた。 ガットフレイル会議は、「胃腸（ガット）からのWell-being」と「ガットフレイルの普及」を目指す医学学術団体として、2023年6月に設立。ガットフレイルとは、「胃腸の働きの虚弱化」を意味する新しい概念であり、ガットフレイルの普及を通じて、すべてのライフステージの人々の健康促進に寄与することを目的としています。そして今回、この理念をともにする商品やサービスに対して付与する認証マーク制度を制定した。 認証マークは、ガットフレイル会議の理念に親和的である商品やサービスに対して付与され、認証マーク審査委員会は、日本ガットフレイル会議の役員から選出され、日本ガットフレイル会議と協議した審査基準に沿って厳正な審査が行われる。 参画した企業には、日本ケロッグ合同会社やフジッコ株式会社、森永乳業株式会社、株式会社Mizkan、サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社といった馴染みのある食品会社もあり、現役時代は浦和レッズでプレーした元日本代表MFの鈴木啓太氏が代表取締役を務める「AuB株式会社」も参画。鈴木氏も発表会に登場した。 鈴木氏は、アスリートの腸内細菌の研究を行っており、約1200人のアスリートのデータを持っており、「酢酸菌の数は一般の方に比べて２倍以上保有している」と、アスリートの腸内環境について説明。今回「aub gut care method（正しい腸活法）」が認証マークを受けることとなった。 ガットフレイル会議の内藤裕二理事長は壇上で鈴木氏とトークセッション。鈴木氏は「ヨーロッパでプレーしているサッカーの日本人選手もやっています」と「腸活」を行っているとし、「今までは栄養学は学んでいる人は多かったが、今は腸活を始めている」とし、スポーツ界での成功に繋がる可能性もあるとし、内藤理事長は「スポーツの業界にも」と、新たな市場開拓も目指すとした。 また、発表会には元テレビ東京アナウンサーでタレントの森香澄さんが登場。「健康な腸内」をイメージしたピンク色のドレスを身に纏ったなか、学生の頃は「過敏性腸症候群で、結構おなかに来てしまうタイプ」と語った中、日頃から「腸活」を行うことで改善。内藤理事長との対談では、自身が日頃行っている「腸活」が良いことだとお墨付きをいただいていたほか、疑問に思っていることも解決した。 森さんは「自分の中で気をつけていたり、興味があって調べてはいましたが、それでも思い込みや偏りがあったことに気づかされて、勉強になりました」とコメント。今後については「私がやっていた「腸活」が全て間違っていたわけではなく、合っているということも多かったので続けていきつつ、無理してこだわるのではなく、食べたいものを食べつつ、気を付けたい時に気をつけることを日常に取り込もうと思いました」と語った。 ◆認証マーク制度参画企業と商品・サービス（※50音順） ・朝日新聞社 「Reライフ.net：腸から始まる長寿生活」（ほか、「腸からのWell-being」の啓発活動について） ・アリナミン製薬株式会社 「酪酸菌大百科」 ・AuB株式会社 「aub gut care method（正しい腸活法）」 ・株式会社サイキンソー 「腸活ブランド：マイキンソー」 ・サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 「腸note」 ・株式会社ニコリオ 「ラクビプレミアム」 ・日本ケロッグ合同会社 「オールブラン」　 ・フジッコ株式会社 「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」 ・株式会社プリメディカ 「Flora Scan®」 ・株式会社Mizkan 「Fibee」 ・森永乳業株式会社 「健幸サポート栄養士セミナー」 ■一般社団法人日本ガットフレイル会議について 一般社団法人日本ガットフレイル会議は、「胃腸（ガット）からのWell-being」と「ガットフレイルの普及」を目指す医学学術団体です。「ガットフレイル」とは、「胃腸の働きの虚弱化」を表す新しい概念です。ガットフレイルの臨床的なスクリーニング法を開発し、その病態を解明することにより、薬剤や食、食品因子、プロバイオティクス、プレバイオティクス、運動療法による新たな治療法、予防法を提案できる可能性があります。ガットフレイルの診断、病態、対策を考え、議論する場として、一般社団法人「日本ガットフレイル会議」を立ち上げ、当該分野の研究推進、臨床応用を推進していきます。