「希望の党」設立会見(全文1)寛容な改革の精神に燃えた「保守」
東京都の小池百合子知事が代表に就く国政新党「希望の党」が27日、都内で設立会見を開いた。小池代表は「しがらみのない政治、大胆な改革を築いていく新しい政治。日本をリセットするために希望の党を立ち上げる」と述べた。会見には、小池代表に加え、若狭勝、細野豪志衆院議員ら国会議員14人が出席した。 【写真】「希望の党」設立会見(全文2)首班指名は戦い終わった後で考えたい
しがらみのない政治、大胆な改革を築く政治
行田:皆さま、お待たせいたしました。ただ今より希望の党結党記者会見を行わせていただきます。それでは所属議員の皆さま、ご登壇をお願いいたします。なお本日は、私、参議院議員の行田邦子が司会を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 希望の党代表、小池百合子が登壇いたします。それでは小池百合子代表よりあいさつをさせていただきます。 小池:皆さま、おはようございます。希望の党代表、小池百合子でございます。しがらみのない政治、そして大胆な改革を築いていく新しい政治。まさに日本をリセットするために、この希望の党を立ち上げます。リセットするからこそしがらみがない、いえ、しがらみがないからリセットができる。そしてまた今、この時期に日本をリセットしなければ国際間競争、そしてまた日本の安全保障等々、十分守りきれないのではないだろうか。そんな危機感を共有する仲間が集まりました。今日から希望の党、スタートいたします。 希望という2文字は小学生のお習字の際にも最も書かれる言葉、2文字であります。平和、そして希望、この2文字が、特に希望という2文字はお正月の最初の書き初めで書かれる2文字であります。日本にはありとあらゆるものがあります。物があふれています。でも今、希望が足りない。私はそう思っています。みんなが不安を抱くからこそ、これからの日本はどうなるんだ、老後はどうなるんだ、この子はどうなるんだ。そんな不安の中で私たちは希望の党をつくり、しがらみのない政治をつくり上げることによって国民の皆さんに希望を届けていきたい。そういう思いでいっぱいでございます。そして改革をする、その精神のベースにあるのは実はこれまでの伝統や文化や、日本の心を守っていく、そんな保守の精神であります。寛容な、そして改革の精神に燃えた保守、新しい政党でございます。