２回表を終えベンチへ戻るＤｅＮＡのジャクソン

◇２６日　ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２４第１戦　ＤｅＮＡ―ソフトバンク（横浜） 　序盤のピンチで踏ん張れなかった。ＤｅＮＡの先発、アンドレ・ジャクソン投手が２回に先制点を献上。２死二、三塁から甲斐を申告敬遠して満塁策を選んだ直後、ソフトバンクの先発投手・有原に右前への手痛い２点適時打を許した。 　クライマックスシリーズ（ＣＳ）には２試合に先発。阪神とのファーストステージ第２戦（甲子園）で５イニング２／３を１失点と好投。巨人とのファイナルステージ第４戦（東京ドーム）は６イニング１／３を４失点で黒星がついた。今回はパ・リーグを圧倒的な戦力と強さで制した相手だが、「しっかりコンディションも整えている。自分の持てるものを全て出し切る」と気合満点でマウンドに立った。 　今年の日本シリーズはドジャースとヤンキースのワールドシリーズと同じ日程。かつてドジャースでプレーしていたジャクソンは「多くの旧友が今もドジャースに在籍している」と海の向こうで戦っている元チームメートに思いをはせていた。日本シリーズ前にはベシアらと連絡を取り合ってエール交換。左腕ベシアはワールドシリーズ第１戦で救援登板し、１イニングを２三振を含む三者凡退に抑えて逆転サヨナラ勝利に貢献していた。 　ジャクソンは失点直後の柳田から周東、今宮、山川、栗原を相手に５者連続三振。日本シリーズタイ記録をマークした。失点から立ち直り、５回途中、９奪三振２失点で降板。大崩れすることはなかった。