念願の全国制覇へ 期待の小学生アスリート山口葵生選手(12) 陸上ハードル・走高跳「コンバインドA」 観察力、負けん気の強さで実力アップ 送迎で支える両親の前で感謝のパフォーマンスを
チームメイトはー。 佐藤あか音さん(小2): 「優しくていいお姉さん」 土屋紗英さん(小5): 「緊張とかそんなにしてなさそう、余裕に前に出ている感じがする。理想に近い感じです」
放課後、体育館の使用が認めてられていて、この日も「オンライン練習」。軽井沢は遠いため、平日は、スマホの画面越しに指導を受けています。 一緒に練習するのは、同じクラブで家も近所の米田太一さん(中学3年・15)です。この日はおそろいのTシャツで練習。 跡部定一コーチ: 「(Tシャツは)軽井沢A&ACじゃないじゃん!」 米田太一さん: 「葵生がこのTシャツがいいって言うので…」 山口葵生選手: 「言ってない!」
仲の良い米田さんから見た山口選手はー。 チームメイト・米田太一さん: 「上履きを持ってくるときに、右足の靴を2足持ってきたりとか、すごく面白いところもあります。陸上には本当に真剣に取り組んでいて、全国でもトップを目指せるような人なのですごい」
姉の莉央さん(16)。高校の陸上部でハードルに取り組んでいて、今も山口選手の憧れの存在です。 姉・莉央さん: 「小さいころはずっと私のまねして練習していたのが、大きくなって自分で練習するようになって、しっかり大会で結果を残していて、私も負けないようにがんばらなきゃなと思っています」 山口葵生選手: 「やっぱり走っている姿を見ると、かっこいいなって思う。追いつきたいなって気持ちです」 姉・莉央さん: 「姉なので、葵生よりは上にいたい」 山口葵生選手: 「負けないぞ」
■送迎や応援で支える両親に感謝
送迎や応援で山口選手を支える両親はー。 父・正直さん: 「本人が自分の中で何か得られるものがあればいいかなと思っていますので、できる範囲でやれればいいかなと思っています」 母・才世子さん: 「『推し活』ですね。『推しを支える』みたいな感じで、楽しくやらせていただいています」 山口葵生選手: 「送迎とかいろいろ支えてくれなきゃ、軽井沢に行って練習もできていなかったと思うので、そこは本当に感謝しています。笑顔で『1位取ってきたよ』って言いたい」 母・才世子さん: 「泣いちゃう。去年でも本当にうれしかった。ぜひ楽しんでほしい」