相川七瀬「みんなが経験するであろうことをしないまま大人になってしまった」45歳で國學院大學に合格、溢れる行動力の源
「新曲のデモテープは真っ先に子どもに」新しい流行や感性を取り入れる
26歳のときに結婚し、出産直前までレコーディングしながら長男を授かり、6年後に次男、’12年には長女が誕生した。 「小さいときは“愛おしい”という体験をたくさんさせてもらいましたし、ティーンエイジャーになって、彼らが家に流行というものを運んできてくれるようになり、“楽しい時間”をたくさん共有させてくれています」 新しく生まれた音楽のジャンル、10代に人気のアーティスト、SNSとの付き合い方……。 「子どもが教えてくれなかったら、ボーカロイドにも興味を持つきっかけがなかったと思いますね。でも、彼らが一日中聴いているから、いつの間にか詳しくなって歌えるまでになっちゃって(笑)。いまは彼らが私の先生みたいな存在になっています」 彼らの感性を信頼しているから、新曲のデモテープは真っ先に子どもたちに聴いてもらうという。 「すごく的確なアドバイスをしてくれるんです。ここの歌詞が違う響きの方が良いとか、サビがわかりやすいとか。あとはたとえば“この曲、TikTokでバズると思うよ”とか言われても“どうなったらバズの?”なんて、昭和感あふれる質問をしちゃうこともありますけど(笑)」 子どもたちとは、友だち同士のような関係だと語る相川だが、子どもたちにとって彼女は、人生の道しるべとなる、最強で最高のママに違いない。 相川七瀬(あいかわ ななせ) 1975年2月16日生まれ。大阪府出身。1995年に、織田哲郎プロデュースによる『夢見る少女じゃいられない』でデビューし、大ヒット。『BREAK OUT』『恋心』『トラブルメイカー』とヒット曲を次々と世に送り出し、現在までのCDトータルセールスは1200万枚を超える。’20年に國學院大學神道文化学部を受験し合格。現在は同大学院に在学。’25年にデビュー30周年を迎えるにあたり、’24年11月6日にミニアルバム『SPARKLE』をリリース。 工藤菊香
工藤菊香
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