婚約者からの連絡はなぜ急に途絶えたのか!?「音信不通になった180日間」振り回された彼女の選択は?【漫画の作者に聞く】
モヨ(@moyo17104)さんは、漫画「彼は暗闇の向こう 婚約者と音信不通になった180日間」をInstagramで連載中。2024年6月現在、45話まで配信されている。更新するたびに「続きが気になる!」というコメントが多数寄せられ、先が読めない展開にフォロワーはドキドキさせられっぱなしだ。 【漫画(抜粋)の本編を読む】婚約者からの連絡が途絶えたサナさんの選択は… ■婚約したら彼からの連絡がなくなった!結婚詐欺でもなく、その不可解な理由とは!? ストーリーは、タイトルからわかるとおり、モヨさんの友人でもあり、主人公のサナさんの身に実際に起こった「婚約者と音信不通になった話」だ。 サナさんは、都内でアパレルバイヤーとして働く28歳。建築現場監督として働く彼、宮 圭一さんは27歳。交際1年のころに、圭一さんが故郷で兼業農家を継ぐことになり、それをきっかけに、結婚して彼の故郷に一緒に行くことを決意したところから始まる。 2023年1月配信の第1話で、モヨさんは「音信不通って、わりとよくある話なのではと思います(私もされたことあるし、しちゃったこともありますし…)。だからこそ、友人サナさんの身に起こった『音信不通』について、正面から描きたいと思いました」と、描いたきっかけについて書いている。また、友人のサナさんから話を聞いたときに「なんちゅうめに遭っているんだ…!と、たいへん衝撃を受けました。その後もこの件について情景というか画が浮かぶことが多く、ぜひ漫画にしてみたいと考えました」と語っている。 第3話で彼の実家へ行きあいさつを済ませ、7話では彼の故郷への引っ越し準備を終えているが、13話では、先に故郷に戻った圭一さんとの連絡が途絶えがちになり、音信不通になったことが描かれる。以降、音信不通になった日数が刻まれることに。 ■タイトルの一部分を黒塗りして、ミステリー感を増幅!? この作品の不穏な内容を表すかのように、1~10話はタイトルの「彼は暗闇の向こう」の部分を黒く塗りつぶされているのも気になるところ。11話で黒塗りを外して、タイトルを公開したときには「タイトルが見えた!」というコメントがあふれた。 「第10話まで、タイトルを黒くして見えなくしていましたが、徐々にタイトルを見せてミステリー的な盛り上がりを狙ったとかいうわけでは全然なく、1話公開時にタイトルがあまりに恥ずかしく感じて咄嗟に隠した…というのが理由です。ちょっとずつ見せていけば恥ずかしさが薄れるかと思いましたが、逆にどんどん恥ずかしさが増幅していき、大失敗でした」と、モヨさんは言うが、漫画の内容にはピッタリ合っていて、盛り上がったことは間違いなし! 漫画では、婚約者からの音信もなく、16話ではとうとう弁護士に相談する展開に…。 コメント欄には「なんで実家に会いにいかないの?」や「サナちゃんばかり責められて可哀想」など、サナさんや登場人物の行動について、読者からの意見(コメント)がたくさんあり、皆さん漫画の世界に没入している様子。「コメントはすべて大切に拝見させていただいています!」とモヨさん。「漫画の内容や登場人物に対して率直で真摯なコメントが多いと感じていて、たいへん興味深く、また、とてもうれしいです」 最新話でも、彼との仲がどうなってしまうのか、まだまだ展開が読めずドキドキが続いているはず。モヨさんによると、公開頻度は7日~10日に1話で「あと10話以内で終了の予定です」というから、これからさらに見逃せなくなりそう。 最終話はどんな内容なのだろうか。モヨさんによると「そっか…そうなのかな…と、何らかの『納得』や『決着』を感じていただけたらいいなと思います」とのこと。 今後の漫画の活動については予想外なお答えが。「まず予定は現時点で全くもって決まっておりません!描きたいテーマは溺愛系で、描いてみたいものは冗談でしょ!?ってくらいのイケメンハーレムです」というので、また違ったモヨさんのこれからに注目したい。 取材・文=澤田佳代