「PS5 Pro」先行試用レポート! 目玉機能□AIアップスケーリング□で生まれ変わった『FF7リバース』を体験し、『モンハンワイルズ』OBT版でフレームレートも計測した
そのPSSRの実力を一番大きく感じられるタイトルは『ファイナルファンタジーVII リバース』です。
2024年2月にリリースされた『FF7リバース』は、圧倒的なボリュームのオープンワールドと病みつきになるほど楽しい戦闘が特徴のタイトルです。 ただ、画質とフレームレートのジレンマがクリティカルヒットしてしまったタイトルでもありました。特にパフォーマンスモード時の画質は、前作『ファイナルファンタジーVII リメイク』よりも劣化しているとして話題にもなりました。
その問題もPS5 Proでは関係ありません。 最新のアップデート1.050でPS5 Pro対応となるエンハンスモードが追加されました。
筆者はもともとパフォーマンスモードでPS5版『FF7リバース』をプレイしていましたが、せっかくのクラウドやエアリスたちの表情がボヤけてしまうことが残念で、特にフィールドを探索している時にふとした瞬間に映る各キャラの顔を見てテンションが下がってしまうことが多々ありました。
PS5 Pro版ではフレームレートは60を維持したまま、PSSRにより画質を大幅に向上させて各キャラの顔から髪やフィールドの景色までクッキリに。 まるで裸眼からメガネをかけたかのように印象が変わり、パフォーマンスモード選択時の画質の下がり具合が比較的マシだったムービーシーンでもしっかりと違いが感じられます。
一方、グラフィックモードを遊んでいたユーザーにとって、画質そのものの変化はあまりないので興奮しないかもしれません。しかしフレームレートの違いは「パフォーマンスモードとエンハンスモードの画質の差」よりも、ハッキリと感じられるはずです。また、グラフィックモードでプレイしていると発生していた残像がPS5 Pro版では目立たなくなっています(ゼロではない)。
美男美女の世界をしっかりと美しく仕上げ、元々楽しかった戦闘がさらに気持ちよく味わえるのはPS5 Proの醍醐味であり、PSSRの恩恵を最も受けているタイトルでしょう。
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