King Gnu 常田大希が『海に眠るダイヤモンド』主題歌に込めた思い 「ささやかな希望に」
TBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の主題歌「ねっこ」を担当しているKing Gnuの常田大希のインタビューコメントが公開された。 【写真】『海に眠るダイヤモンド』第6話感涙の名シーン 本作は、昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京が舞台となる。 一人二役で主演を務めるのは、民放連続ドラマ主演は2011年放送の『11人もいる!』(テレビ朝日系)以来13年ぶりとなる神木隆之介。脚本に野木亜紀子、監督に塚原あゆ子、プロデューサーに新井順子と、『アンナチュラル』(TBS系)、『MIU404』(TBS系)、映画『ラストマイル』を生み出してきたチームが再集結した。 70年にわたる壮大な物語を紡ぐ本作を彩るのは、King Gnuの主題歌「ねっこ」。同楽曲を手がけたKing Gnuの常田が、楽曲制作の裏話やドラマとの関わり、主題歌が生まれるまでの思いを語った。 主題歌「ねっこ」に込めたものとして、「主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに想いを馳せつつ、現代を生きるためのほんのささやかな希望になる歌になってくれたらという想いを込めました」とコメント。 実はタイトルも直前に変更になったものだったそうで、「歌詞にも出てくる『花』や、70年にわたる壮大な物語の時の流れをイメージして『刻』などの案も考えていたのですが、ドラマでも描かれているように、人には語らない過去や経験の上で今を強く生きていくということと、表には見えないが一番大事な部分である『ねっこ』を重ねてタイトルに決めました」と変更の理由を明かした。 ●常田大希(King Gnu)コメント 脚本を初めて読んだときの感想や印象 時を超えたミステリーと、当時の端島の熱いエネルギーや人間模様が詰め込まれた、見どころ満載の作品だと感じました。 楽曲制作にあたり、新井順子プロデューサーとはどのような話を? ドラマへの想いと、登場人物の心情や最終話に至るまでのポイントを熱く伝えてくださいました。 タイトル「ねっこ」に込めた思いや、特にこだわったポイントは? ドラマの主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに想いを馳せつつ、現代を生きるためのほんのささやかな希望になる歌になってくれたらという想いを込めました。最後の最後で転調しているところがお気に入りポイントです。 タイトルが直前に変更になった理由は? 歌詞にも出てくる「花」や、70年にわたる壮大な物語の時の流れをイメージして「刻」などの案も考えていたのですが、ドラマでも描かれているように、人には語らない過去や経験の上で今を強く生きていくということと、表には見えないが一番大事な部分である「ねっこ」を重ねてタイトルに決めました。 主題歌が入った本編を見たときの感想 毎回ドラマの印象的な部分で楽曲を使用してくださり、ドラマ制作チームの楽曲への愛を感じ、大事にしてくれていて感謝しています。回ごとに焦点があたる人が変わる中で、それぞれの登場人物の生き様とうまく調和していると感じました。 作品の反響について おかげさまですごく良い反響をいただく事が出来ています。今後のストーリー展開に対してどう楽曲が影響していくかとても楽しみです。 ドラマで印象深かったシーンやセリフ 第4話の中で、母・寿美子(山本未來)の死と和尚(さだまさし)との対話をきっかけに、百合子(土屋太鳳)が朝子(杉咲花)に言った「奇跡は人が起こす」という言葉がとても印象的でした。 視聴者へメッセージ ドラマ制作チームの想いに負けない気持ちで「ねっこ」を制作しました。最終話まで楽曲を含めて楽しんで見てもらえたら幸いです。
リアルサウンド編集部