生活習慣病をおいしく予防...医師が教える「体内の余分な脂を落とすスープ」レシピ
「体重がなかなか減らない」「健康診断でコレステロールの数値が悪かった」こうした体のちょっとした問題を放っておくと、後々思いもよらない病気にかかってしまう可能性が高まります。 【写真】五藤良将氏が考案した「あぶら」を落とすスープ 医師の五藤良将氏は著書『血液と体の「あぶら」を落とすスープ』にて、病気の元凶である中性脂肪や悪玉コレステロールの改善をうながすために「あぶら」を落とすスープを提案します。同書よりその具体的な効果やレシピをご紹介します。 ※本稿は、五藤良将著『血液と体の「あぶら」を落とすスープ』(アスコム)より一部抜粋・編集したものです。
2週間続けると、スープの効果が少しずつ現れてくる
「あぶら」を落とすスープの目的は、悪魔のあぶらを落とし、悪魔のあぶらがたまらない体質を手に入れることです。2週間続けると、スープの効果が少しずつ表れてくる方が多いです。 最初に効果が表れるのは、中性脂肪です。中性脂肪は、私たちが活動するための大切なエネルギー源として使われています。スープを飲むことで、あぶらをうまく使えるようになると(脂質代謝が改善すると)、血液中の中性脂肪の量は少しずつ減ってきます。 中性脂肪に遅れて効果が表れるのが、コレステロールです。LDLコレステロールの数値が2週間で低下するのはなかなか大変ですが、中性脂肪の数値が改善しているということは徐々にですが低下傾向にあるといえます。なぜなら、脂質代謝が改善すると、LDLコレステロールの生成が抑制されるからです。 こういった「悪魔のあぶら」の数値は検査をしないと出てこないですが、おそらく、疲れにくくなった、おなかの調子が整ってきたなど、実感が出てくると思います。体の変化を実感できると、続けるモチベーションになります。そのための2週間だと思ってチャレンジしてみてください。 といっても、1日1杯、美味しいスープを飲むだけです。2週間分を作り置きしておけば、あとは必要な量をカップに入れてお湯を注ぐだけ。食欲がないときでもスープくらいなら飲めるでしょうし、食の細い方でも負担を感じることなく飲めると思います。