【プレビュー】鬼木フロンターレとして戦う“アジア最後の戦い”| AFCチャンピオンズリーグエリート
【国内サッカー プレビュー】今季から新設されたAFCチャンピオンズリーグエリートの第6節が3日と4日に開催され、4日には川崎フロンターレが登場。ホームで中国の山東泰山を迎え撃つ。
ACLEの年内最後のゲームは、川崎フロンターレにとってグループリーグ突破を大きく引き寄せるために大事な試合であると同時に今季の初めに味わった悔しさを晴らすための戦いとなる。 中国の山東泰山と聞いて、川崎Fのファン・サポーターの多くはピンとくるだろう。それもそのはず。今年2月に戦った2023-24シーズンのACLラウンド16で激突し、アウェイでの第1戦を勝利しながら、ホームでの第2戦で敗れベスト8進出を阻まれた。 シーズンもまたぎ大会のフォーマットも変わっており、直接的なリベンジとはならないが、昨季を超えていくためには絶対に叩かないとおかない相手。やられっぱなしでいることはプライドが許さない。 ほかのチーム同様にシーズン終盤で迎えるアジアの戦いは、過密日程の中でのゲームと条件は厳しいが、頼もしい若手の台頭もある。ACLE前節のブリーラム戦では高卒ルーキーの神田奏真がプロデビューでのプロ初ゴールを記録。若きストライカーがポテンシャルを発揮した。今節もメンバー入りのチャンスをつかめればホームデビュー、さらには2戦連発の期待も高まる。 そして何よりもこの試合は、鬼木フロンターレとして戦う最後のアジアでの戦いとなる。勝利以外に欲しいものはない。8年分の集大成を発揮したい。