未成年少女に対するセクシャルハラスメント行為などで逮捕された男（写真：マカオ治安警察局）

　マカオ治安警察局は11月19日、同月15日にマカオ半島西部の内港エリアにあるバス停で未成年の少女の胸を触るなどしたとしてマカオで就労する40歳の中国人（中国本土出身）の男を逮捕したと発表。 　同局によれば、15日夜、少女が妹と一緒にバスを待っていた際、近くにいた男から突然胸部を触られ、男が逃走を図ったため、すぐに同局へ通報したとのこと。 　通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して容疑者を特定し、翌日（16日）未明に事件現場付近で逮捕に成功。その後の調べで、男が所持していたスマートフォンに被害者少女及び一緒にいた少女の妹の2人を撮影した動画が見つかり、かつ当該動画を複数人と共有していたことが判明したという。 　容疑者は同局の調べに対し、少女らを撮影したことは認め、胸を触ったことについては否認したが、同局では捜査で得られた情報を総合判断した結果、男がセクシャルハラスメント罪及び不法録画罪に触れる行為をしたことは明らかとし、両罪で検察院送致するとした。 　このところマカオの路線バス車内やバス停において、しばしばセクシャルハラスメント行為の発生が報告されている。