コンゴ、脱獄未遂で129人死亡 過密状態の刑務所
【ナイロビ共同】アフリカのコンゴ(旧ザイール)政府は3日、首都キンシャサの刑務所で2日に収容者が脱獄しようとし、警備担当者の発砲などで少なくとも129人が死亡したと明らかにした。AP通信によると、刑務所の定員は1500人で国内最大だが、1万2千人以上が収容される過密状態だった。 多数の収容者が脱走しようと殺到したとみられ、政府は「警告後の射撃」で24人が死亡したと説明。ほかの105人は圧死したり窒息死したりしたとしている。59人が負傷し、火災が起きて建物が損傷した。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、過密が原因で水や食料、医薬品が不足していると指摘していた。