【MLB】メッツ・千賀滉大がブルペン投球 メンドーサ監督は「まだ早すぎる」と復帰予定時期を明言せず
日本時間5月11日、右肩を痛めて開幕から故障者リスト入りしている千賀滉大(メッツ)がブルペンでの投球練習を実施した。カルロス・メンドーサ監督は「彼はメカニクス的な面で正しい状態に戻ろうとしているところだ」と千賀の現状について言及。今後、千賀が順調に回復すれば、もう1度ブルペンでの投球練習を行うか、実戦形式の打撃練習に登板するか、あるいはマイナーでのリハビリ登板を開始する可能性もあるようだ。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は千賀の復帰時期を「6月」と予想している。 メンドーサ監督は千賀がブルペンでの投球練習を行ったことを受け、「今日の(投球練習の)あと、彼の身体がどのように反応するかを見てみよう」とコメント。徐々に戦列復帰が近付いている千賀だが、メンドーサ監督は千賀の復帰がメッツの先発ローテーションにどのような影響を与えるかなど、先のことについてはまだ考えたくないようだ。「彼は肩の故障に対処している。(肩の故障というのは)何が起こるかわからないからね」と慎重な姿勢を崩さなかった。 現在31歳の千賀は5年7500万ドルの大型契約でメッツに入団し、今季が2年目のシーズン。昨季は29試合に先発して166回1/3を投げ、12勝7敗、防御率2.98(リーグ2位)、202奪三振の活躍で新人王投票2位、サイ・ヤング賞投票7位にランクインする活躍を見せた。今季はエースとしての働きを期待されていたが、キャンプ開始直後に右肩後方を痛めて離脱。1ヶ月以上調整が遅れる形となり、3月下旬に平地でのキャッチボールを再開したあと、戦列復帰に向けて慎重かつ着実に歩みを進めているところだ。 メンドーサ監督は「一歩ずつ進んでいってほしい。ここまでと同じように、彼が着実に前進してくれることを願っている」とコメント。「我々には越えなければならないハードルがまだまだたくさんある。打者との対戦を開始しなければならないし、実戦で投げる必要もある。そして、各登板のあと、彼の身体がどのように反応するかということも大事だ。彼の復帰時期について、具体的な日付を言うにはまだ早すぎる」と千賀の復帰予定時期についての言及を避けた。