準決勝の相手はスロベニア対アルゼンチンの勝者 福澤達哉さん、五輪メダルへ「ここで経験しておかないと大きな差」【ネーションズリーグ】
福澤さん:もう1人1人がしっかりと劣勢な場面でも役割を果たすことができるっていう。まさに日本の強さがギュッと詰まった3セットだったんじゃないかなと思いますね。 南波アナ:見ごたえもありました。なんといっても今日26得点の・・・「世界の? 福澤さん:ユウキイシカワ(笑)」いやもうこれ癖になるからあまり言いすぎるとずっと「ユウキイシカワ」でいっちゃいそうなんですけど、それぐらいすごかったですよね。 南波アナ:すごかったですね。 福澤さん:本当に本人もやっぱり負けたら終わりっていうところで、「スイッチが入ってた」って言ってましたけど、あそこでスイッチを入れられるっていう、これがまたすごいんですよね。普通であれば、負けたら終わりっていうと、プレッシャーに感じると一瞬選手であれば、受けて立っちゃうシーンって絶対あると思うんですよ。でもそれが微塵も感じなかったですよね。当たり前かのように、スーッと入っていくっていう。その落ち着きっていうところが、やっぱり石川のこの10年間イタリアで築き上げてきた経験っていうところですし、それがそのままチームの雰囲気として、私解説中にも言いましたけど王者の風格みたいな、彼に引っ張られるかのようにしっかり出てましたよね。 南波アナ:それからアウトサイドヒッターで言うともう1人、大塚(達宣)選手。 福澤さん:そうですね。高橋藍選手を怪我で欠いた中でフィリピンラウンドからずっと出続けてますけど、本当にいい働きをしてるんですよね。見る人によってはあまり目立たない部分も、もしかしたらあるかもしれないんですけど、やっぱ彼の献身的なプレーっていうところが、チームの土台を今作ってるので。そこをおそらくブラン監督も買った上でメンバーに残したって多分あるでしょうし、今日の大塚選手はそれだけじゃないですから、自分でもっと決めてやるという欲もどんどん出てましたから。これがまたさらにいろんな選手が成長していくことによって、オリンピックまで1か月を切りましたけども、まだ成長の余地があるなっていうのも感じられる素晴らしいゲームだったと思います。