早大、京産大に雪辱 スクラムで優位に ラグビー大学選手権
ラグビーの全国大学選手権は2日、東京・国立競技場で準決勝が行われ、早大が京産大を31―19で下した。 ◇ 早大が前回大会の準々決勝で28-65と大敗した京産大に雪辱し、2大会ぶりの決勝進出を決めた。フッカー佐藤主将は「もう1回やってリベンジしようと、1つのターゲットにしていた。勝ててよかった」と安堵(あんど)した。 前回は苦しめられたスクラムで相手の反則を何度も誘い、前半で26-0とリードして試合を優位に進めた。佐藤は京産大のスクラムをまねて練習相手を務めた清水ら控えメンバーへの感謝を示し、「関西の(スクラムの)強さを少し体感できた」と近大を破った準々決勝の経験も勝因に挙げた。 決勝で対戦する帝京大には関東対抗戦で48-17と圧勝したが、1年生SO服部は「対抗戦と選手権では全く違うチーム」と警戒。佐藤も「向こうは4大会連続の決勝で、雰囲気に慣れている。自分たちはチャレンジャー」と気を引き締めた。(奥村信哉)