加藤勝信氏(衆院岡山5区) 推薦人「確保にめど」 自民総裁選 10日正式に出馬表明
自民党の加藤勝信元官房長官(68)=衆院岡山5区=は6日、党総裁選(12日告示、27日投開票)の立候補に必要な推薦人20人の確保にめどが付いたとして、10日に東京都内で開く記者会見で正式に出馬表明する考えを示した。国会内で記者団に「総裁選が党と日本の再生につながるよう、できる限りの努力をしていきたい」と決意を述べた。 支援を受ける議員との会合後に取材に応じた。焦点となっていた推薦人の確保については「いろんな方の力、理解があってここまで来られた」と振り返り、「いよいよスタートラインに立つことができる。議員、党員に理解と支援をいただけるよう努める」と力を込めた。 出馬の理由は「地方では過疎化が進み、『いつまでこの地域に住み続けられるか』という強い危機感を持っている。そういった声にしっかり応えなければいけないと立候補を決意した」と強調。「政治とカネ」問題への対応に関しては、10日の会見で説明するとしつつ「おかしいと思っていた声がきちんと届かず、全体の見直しにつながらなかったのは大きな問題だ」と指摘した。 加藤氏は2003年に初当選し、7期目。党総務会長や厚生労働相を歴任し、菅義偉内閣では官房長官を務めた。総裁選に向けては8月16日に出馬意欲を明らかにし、推薦人の確保を進めてきた。