「またトラ」で世界の紛争どうなる? トランプ氏がプーチン氏と電話会談か 「エルサレムはイスラエルの首都」発言の過去…ガザ市民の思いは【news23】
藤森祥平キャスター: こういう人達はトランプ氏の言う「領土の割譲を認めて進んでいく」という政策には合意できるんですか。 須賀川拓 記者: そこの真意はわからないです。ルドミラさんはそこに関してはっきりと言いませんでした。 ただ、領土割譲での停戦交渉となればロシア側、いわゆる侵略側から見れば“やったもの勝ち”になってしまう、これまで築き上げてきた国際秩序というものが根底から崩れることになってしまう。このまま戦い続けるのか、それともロシア有利の停戦を飲むのか。これは当事者であるウクライナが決めることです。 ただ、一点言えることは、今ここで停戦を飲んでしまえば、ロシアは再びキーウを狙って侵攻再開する可能性が強く残されていると言えると思います。 小川キャスター: 星さんはトランプ氏がどのような姿勢でウクライナ情勢に挑むと見ていますか。 TBSスペシャルコメンテーター 星 浩さん: ワシントンの関係者に聞いてみますと、トランプ氏の周りは「選挙中は『すぐやめさせる』というキャンペーンをしていたので、やめさせるべきだ」という動き。それから外交の関係者の「そうは言ってもヨーロッパと足並みを揃えて、ロシアと向き合うべきだ」という議論があり今は拮抗しています。 選挙中は「すぐやめさせる派」が多かったですが、だんだんその政権が近づいてくると、「やはり外交を重視しなければいけない」という議論が出ています。 トランプ氏という人は実は「アメリカは戦争をあまりやりたくない」と、それから「巻き込まれたくない」というのが本音です。アメリカの支援は、限定的にはするがヨーロッパと一緒にやるように、日本も含めアメリカを少しずつ巻き込んでいく、ということがこれから必要になってくると思います。 ■「戦争終結しても占領は残る」トランプ外交で戦争はどう動く 藤森キャスター: 一方、ガザ情勢はどうでしょうか。トランプ氏はこれまでも「イスラエルにとって私以上の友がいたことはない」など、かなり距離を近く感じさせるようなメッセージを送ってます。